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星野文昭さんに対する処遇降格処分を弾劾する!
全国の救う会から抗議文と申し入れ

星野再審弁護団
星野さんをとり戻そう! 全国再審連絡会議
 共同代表 狩野満男 平良 修 戸村裕実 星野暁子
群馬星野文昭さんの再審を実現する会
星野文昭さんを取り戻す会・九州
星野文昭絵画展越谷実行委員会
秋田・星野さんを取り戻す会
星野さんをとり戻す会・愛知
神奈川・星野文昭さんを取り戻す会
沖縄万人(うまんちゅ)の力で星野さんを取り戻す会
徳島・星野文昭さんを救う会
みやぎ星野文昭さんを救う会
千葉・星野文昭さんをとり戻す会

三多摩・星野文昭さんを救う会
  茨城・星野文昭さんを取り戻す会
広島 星野文昭さんを救う会
大阪・星野文昭さんを取り戻す会
高陽第一診療所労働組合
10・10兵庫労働者集会実行委員会
北海道星野文昭さんを救う会

広島連帯ユニオン
星野文昭さんを取り戻す会・京滋
自立労働組合京都(ユニオン自立)
埼玉・星野ネットワーク
婦人民主クラブ全国協議会
東京・なんぶ星野文昭さんを救う会
杉並救援会
いわて星野さんを救う会
 申 入 書

 
徳島刑務所長  竹中晃平 殿
              2015年10月23日
              星野文昭再審弁護団
             弁護士   鈴木 達夫
             同      和久田 修
             同      西村 正治
             同      岩井  信
             同      藤田 城治
             同      酒井 健雄
              連絡先
               東京都港区南青山5-4-6
               パレロワイヤル南青山503
                表参道共同法律事務所
                        弁護士 鈴木達夫
                  電話 03-5467-8480

 私たちは、星野文昭さんの再審弁護団です。
 本年10月5日ないし7日に貴刑務所に在監中の星野文昭さんと面会した星野暁子さんから、星野文昭さんの優遇区分が2類から3類に降格されたとの報告を受けました。
 降格の理由は、①工場で他の受刑者から話しかけられた時に看守の許可を得ないで返事をした、②配食の時に新聞を片づけていたら「新聞を読んだ」とみなされた、の2点とされています。
 こんなささいなことが半年間に2回あれば、それを口実に降格処分にするというのは、不当というほかありません。そもそも、「隣にいる人が話しかけても許可なく返事をするな」とか、「配食の時は何もしないで待っていろ」というのが、あまりにも非人間的な制約です。
 優遇区分が3類に降格されたことにより、面会が1ヶ月に5回から3回に、手紙の発信が7回から5回に減らされます。星野暁子さんは、予定していた4回目、5回目の面会ができないまま東京に帰らざるを得ませんでした。

 いわゆる「名張毒ぶどう酒事件」の奥西勝さんが、この10月4日、八王子医療刑務所において亡くなりました。89歳でした。一審では無罪判決を勝ち取り、一度は再審開始決定を受けながらも、死刑判決確定後43年間にもわたって拘禁されたあげくの無念の死でした。そして、星野さんは獄中41年になります。

 さらに、徳島刑務所デモに関する記事や手紙がすべて抹消されていることも明らかになりました。新聞やパンフレットは、その部分を切り取った上、裏面のコピーが星野さんに渡されているとのことです。また、徳島刑務所デモに参加した人たちが、その感動を星野さんに伝えようと全国から手紙やハガキを送っています。ところが貴刑務所は、このデモに触れたと判断した部分をすべて抹消しています。
 いわゆる「よど号ハイジャック事件」の際、東京拘置所が行った新聞の墨塗りに関する国家賠償請求裁判において、1983年6月22日の最高裁大法廷判決は、以下のように判示しています。
 「右制限が許されるためには、当該閲読を許すことにより右の規律及び秩序が害される一般的、抽象的なおそれがあるというだけでは足りず・・・その閲読を許すことにより監獄内の規律及び秩序の維持上放置することのできない障害が生ずる相当の蓋然性があると認められることが必要」、「かつ、その場合においても、右の制限の程度は、右の障害発生の防止のために必要かつ合理的な範囲にとどまるべき」。
 この趣旨に照らせば、貴刑務所が今回行った切り取りや墨塗りは、明らかに裁量の範囲を超えた不当かつ違法なものです。


私たちは以下の2点を求めます。

 1.星野文昭さんの優遇区分をただちに2類に戻すこと。

 2.星野文昭さんに対する閲覧制限等の不当違法な措置をただちにやめること。

 この申し入れに対し、2015年  月  日限り、文書による回答を求めます。

                        以上

 申 入 書

 
徳島刑務所長  竹中晃平 殿
              2015年10月23日
               星野さんをとり戻そう! 全国再審連絡会議
               共同代表  狩野満男  平良 修  戸村裕実  星野暁子
                  連絡先
                   東京都港区新橋2-8-16 石田ビル4階
                         星野さんをとり戻そう! 全国再審連絡会議
                                 電話 03-3591-8224

 私たちは、星野文昭さんの再審を実現し、1日も早い解放をかちとるために全国の仲間とともに活動しています。
 貴刑務所に在監中の星野文昭さんの優遇区分が2類から3類に降格されたことが、星野暁子さんの面会によって判明しました。これは、9月6日に行われた徳島刑務所デモに対する許しがたい報復弾圧です。私たちは満身の怒りで弾劾し、ただちに降格処分を取り消すよう求めます。
 降格の理由は、①工場で他の受刑者から話しかけられた時に看守の許可を得ないで返事をした、②配食の時に新聞を片づけていたら「新聞を読んだ」とみなされた、の2点とされています。
 優遇区分が3類に降格されたことにより、面会が1ヶ月に5回から3回に、手紙の発信が7回から5回に減らされます。星野暁子さんは、予定していた4回目、5回目の面会ができないまま東京に帰りました。
 隣にいる人が話しかけてきたら返事をするのは、人間生活として当たり前のことです。新聞を片づけたり読んだりしても、配食作業には何の支障も生じません。
 こんなささいなことが「D評価」や「E評価」とされ、それが半年間に2回あれば、それを口実に降格処分にするというのは絶対に不当です。
 そもそも、「隣にいる人が話しかけても許可なく返事をするな」とか、「配食の時は何もしないで待っていろ」ということ自体が、あまりにも非人間的です。このような規則はただちに廃止されるべきです。

 さらに、徳島刑務所デモに関する記事や手紙がすべて抹消されていることが分かりました。新聞やパンフレットは、その部分を切り取った上、裏面のコピーを星野文昭さんに渡しているとのことです。
 徳島刑務所デモに参加した人たちが、その感動を星野文昭さんに伝えようと全国から手紙やハガキを送っています。ところが、貴刑務所がこのデモに触れたと判断した部分を、すべて抹消しています。
 これは、ことさらに星野文昭さんと獄外の友人を分断し、友情と団結の破壊をめざす不当な措置です。

 私たちは、以下の2点を強く申し入れます。

 1.星野文昭さんの優遇区分をただちに2類に戻すこと。

 2.星野文昭さんたちを縛る非人間的な規則をただちに廃止すること。

 この申し入れに対する回答を、2015年11月13日までに、文書で送ってください。

                        以上

 星野文昭さんに対する降格に抗議し、処分の取り消し求める申入書

 
徳島刑務所長殿
   2015年10月8日
                               群馬星野文昭さんの再審を実現する会
                              群馬県高崎市柴崎町60-2 伊藤成雄方

 貴刑務所に収容され役務に服している星野文昭さんに対する、不当な処遇に強く抗議します。
 星野文昭さんが10月から2類から3類に降格されたのは全く不当な言いがかりとしか思えません。
 星野さんを些細な事を理由に降格するなどもってのほかです。
 直ちにこの不当な処分を取り消し、更に直ちに星野さんを解放することを強く求めます。
 1987年から貴刑務所での服役だけで30年近くなります。
 些細なことで懲罰を受け、進類が遅れやっと2類になったら、又些細なことで3類に降格とは、あまりにも理不尽な行為です。
 私どもは心から星野文昭さんの健康状態を心配し、夏の暑さ対策も、冬の寒さ対策を行うよう申し入れてきました。
 このような申し入れにまともに応えず、今回のような理不尽なことは許せません。
 直ちに降格処分を取り消すことを強く申し入れます。
 以上

 抗 議 文 

 徳島刑務所 御 中
2015年10月9日
                               星野文昭さんを取り戻す会・九州
                                共同代表 秋山勝行 野中宏樹
                              連絡先
                                 福岡市博多区山王1-1-15-601
                                 電話 092(483)0860 FAX 092(483)0861

 伝えられるところによりますと、星野文昭さんの処遇が2類から3類に降格されたとのことです。しかも、その「理由」とされるものがまったく理由にもならない些細な言いがかりとしか言いようのないものです。このようなことが「民主主義」を名乗るこの日本の中で行われていることは信じがたいことです。いかに刑務所の中とはいえ、一般民衆の感覚や常識からあまりにもかけ離れたことが行われていることは仰天すべき暴挙です。
 直ちに止めてください。そして、星野文昭さんを2類に戻してください。
 私たちがもっとも憂慮するのは、このような措置がまかり通っていくことが、この日本社会を暗黒に導き、戦争へと転落させていくことになることです。かつての「戦前」がどのようにして実際の戦争になっていったのでしょうか。人々の良心を打ち砕き、沈黙からあきらめに追いやったことです。そのような弾圧が左翼活動家に加えられたことはもとより、労働組合やあらゆる団体、職場や地域のあらゆる自主的な活動、社会運動や宗教活動にまで及ぶことで人々が沈黙させられていったのです。一つひとつの弾圧が積み重なって、ついには「一億総破滅」の戦争へと転落していくのです。
 いま星野文昭さんに加えられている不当な処遇はその出発点であり、同時に日本社会の暗黒を凝縮したものともいえるものです。だからこそ、絶対に許すことはできません。しかも、星野文昭さんは戦争に反対し、人々の幸せと子どもたちの未来を思って闘っているかけがえのない活動家であります。星野文昭さんは私たちの友人でありますが、同時に星野さんの愛情と連帯の精神はすべての戦争に反対する心ある人々を結びつける団結のかなめのように貴重なものとなっているのです。星野文昭さんの絵を見てください。それだけで星野さんの高潔な精神が分るはずです。そうしたものとして、星野さんの闘いは安倍内閣による戦争法や秘密保護法、総非正規職化の攻撃をくい止める全人民の共通した財産ともなっているものです。
 その星野文昭さんに加えられている不当な処置を見過ごすことは、戦争への道を許すことと同じことなのです。そうした意味におきまして、その決定の撤回を強く要請するものであります。
 要請
 1) 星野文昭さんの3類への降格を撤回し、直ちに2類に戻してください。
 2) 全受刑者へのかかる不当な処置を止めてください。
  以上

 抗 議 文

  徳島刑務所 御 中
     2015年 10月 10日 
                             星野文昭絵画展越谷実行委員会
                                    代 表  山 崎 涯 之
                              越谷市相模町1-133-2サンライフ秋谷

 星野文昭さんの処遇が2類から3類に降格されたとのことが暁子さんの面会を通して明らかになりました。それを理由に10月4回目の面会が不許可にされたと聞き怒りに身体が震えます。
 その「理由」とされるものが、工場で話しかけられた時、許可なく返事をしたとか、まったく理由にもならない言いがかりとしか言いようのないものです。このようなことが「民主主義」を名乗るこの日本で行われていることは信じがたいことです。隣の人から声をかけたら返事をするのは人間としての常識です。その常識が通用しないとは、いかに刑務所の中とはいえ、一般民衆の感覚からあまりにもかけ離れています。
 このような暴挙は直ちに止めて、星野文昭さんを2類に戻してください。
 そもそも今回の降格は、その理由があまりのもとってつけたような理由にもならないものであり、それが9月6日の徳島刑務所に対して行われたデモへの報復弾圧であることは明らかです。行われたデモは憲法に保証された国民の表現の自由の行使にすぎません。かつ、いかなる法律に照らしてもまた徳島県条例や徳島市条例に基づいても一つの違法性すらないものです。。
 にもかかわらずこのような措置がまかり通るのを見過ごすことは、憲法と法律に厳正に従うべき国家機関が公然とそれを踏みにじることを許すことになります。それは、この日本社会が暗黒と戦争へと転落していくことを許すことになります。
 沖縄の基地と戦争に反対した星野さんが不当な弾圧を打ち破って不屈に闘い抜いている姿は、安倍内閣による戦争法や秘密保護法、総非正規職化と闘う全人民の共通した財産なっています。その星野文昭さんに加えられている不当な処置を見過ごすことは、戦争への道を許すことと同じことです。
 星野文昭さんへの決定の撤回を強く要請するものであり、以下の申し入れに真摯に応えて頂きたいと熱望するものです。

 1 .星野文昭さんの3類への降格を撤回し、直ちに2類に戻してください。
 2 .全受刑者へのかかる不当な処置を止めてください。
                              以上

 抗 議 文

 
徳島刑務所 御 中
  2015年10月11日
                                   秋田・星野さんを取り戻す会
                                  共同代表 芦野雅春・ 芦野純子 
                               連絡先
                                 秋田市御野場新町1-12-1小玉方
                                   電話・ FAX018-839-5448

 星野文昭さんの処遇が2類から3類に降格された事が、暁子さんの4回目の面会が不許可になった事で、わかりました。その理由が①工場で他の受刑者から話しかけられた時に看守の許可を得ないで返事をした、②配食の時に新聞を片づけていたら「新聞を読んだ」とみなされた2点だと言うことを知りました。隣の人から声をかけられたら返事をするのは人間として当たり前のことです。食事の前にテーブルを片づける事も当たり前のことです。その当たり前のことが通用しないとは、いかに刑務所の中とはいえ、一般民衆の感覚からあまりにもかけ離れています。 このような暴挙は直ちに止めて、星野文昭さんを2類に戻してください。
 そもそも今回の降格は、その理由がとってつけたような理由にもならないものであり、それが9月6日の徳島刑務所に対して行われたデモへの報復弾圧であることは明らかです。デモは憲法に保証された国民の表現の自由の行使にすぎません。かつ、いかなる法律に照らしてもまた徳島県条例や徳島市条例に基づいても一つの違法性すらないものです。
 私たちがもっとも憂慮するのは、このような措置がまかり通っていくことが、この日本社会を暗黒に導き、戦争へと転落させていくことになるということです。だからこそ、絶対に許すことはできません。しかも、星野文昭さんは戦争に反対し、「全ての人間が人間らしく生きられる社会を目指して」闘っているかけがえのない友人です。そして、その存在は、すべての戦争に反対する心ある人々を結びつける団結のかなめのように貴重なものとなっているのです。星野文昭さんの絵を見てください。絵を見た人は彼の絵に心から感動し、「人間のすばらしさをすべて持っている」といいます。星野さんの闘いは安倍内閣による戦争法や秘密保護法、総非正規職化の攻撃をくい止める全人民の共通した財産ともなっているものです。
その星野文昭さんに加えられている不当な処置を見過ごすことは、戦争への道を許すことと同じことなのです。そうした意味におきまして、その決定の撤回を強く要請するものであります。

(共同代表芦野雅春)
これほどのあからさまな報復という形の弾圧があっていいはずがありません。日本全国に広まった文昭さんの無実を確信する数多くの一般の人々がいることに対する権力のメッセージと受け止められてもいいのですか?同じ理屈で無実の星野さんを拘束しているのです。この国には人権という考えがないことになります。言いがかりのような報復はいよいよ権力の非正義を暴露するだけです。無理に二つの刑務所内での違反を作り上げたやり方と、無実の星野さんをありもしないでっち上げの証拠で拘束している手口は同じではありませんか?法の正義にてらし恥ずかしいとおもいませんか?星野さんに対する報復措置を即刻やめて以前の通りに戻して頂きたく抗議します。

 要請
 1) 星野文昭さんの3類への降格を撤回し、直ちに2類に戻してください。
 2) 全受刑者へのかかる不当な処置を止めてください。
  以上

 星野文昭さんの3類降格に徹底的に抗議する!

  2015年10月12日
  徳島刑務所長  竹中晃平殿
                   星野さんをとり戻す会・愛知 
                  連絡先 名古屋市熱田区沢上1丁目6番12号 坂野康男方 
                        電話・ファックス 052-710-1700
                        携帯電話 090-9337-4275 

 無実の受刑者である星野文昭さんは10月から3類に降格されました。私たち星野さんをとり戻す会・愛知は、怒りを持って徹底的に抗議します。
 理由は、①工場で他の受刑者から話しかけられた時に看守の許可を得ないで返事をした、②配食の時に新聞を片づけていたら「新聞を読んだ」とみなされた、の2点です。ためにするとんでもない理由です。
 3類にされたことで、面会が1ヶ月に5回から3回、手紙の発信が7回から5回に減らされ暁子さんは、予定した4回目、5回目の面会ができないまま、東京に帰ることになりました。
 また、「2類集会(映画やテレビを見る会、菓子や飲み物が配られる)」等に出席できなくなります。2類への復帰は、最短でも来年4月です。
 さらに、9月6日の徳島刑務所デモに関する記事や手紙がすべて抹消されています。全国から寄せられた手紙やハガキも、9月6日のデモについて触れたと思われる部分はすべて墨塗りにされています。
 これは、9月6日の徳島刑務所デモに関していっさい星野文昭さんに伝えない報復攻撃であり、9月6日の徳島刑務所デモの高揚に対する安倍政権と徳島刑務所の悲鳴です。
こんな不当な報復攻撃を許すなら、安倍政権の安保戦争法強行採決による朝鮮侵略戦争への道を許すことになります。
 私たち星野さんをとり戻す会・愛知は、以上に踏まえて次の2点を強く要請します。

 要請
 (1)星野文昭さんへの不当な3類降格を撤回し、直ちに2類に戻すこと。
 (2)全受刑者へのかかる不当な処置をすべて中止すること。
   以上

 抗 議 文

 徳島刑務所御中
  2015年10月14日
                       神奈川・星野文昭さんを取り戻す会
                         代表 土屋 翼
                        連絡先 町田市山崎町1223B・403  鈴木文子方

 星野文昭さんの獄中処遇が2類から3類に降格されたとの知らせに、驚くと同時に、なぜ?との疑間がわきました。犠役の工場労働のときに他の受刑者から声を掛けられたとき看守の許可なく返事をしたことが、「注意」処分にされ、この類の「注意」力半年に2度あると降格処分の対象となると聞き、再びびつくりしました。これでは、「煮て食おうが焼いて食おうが自由」という状態に受刑者が置かれていると思わざるをえません。非人間的な「規則」をたてに、注意を乱発させておけば、恣意的な報復を意のままに受刑者に加えることができる、というやり方が行なわれていることを非常に憂慮します。
 刑務所は法外施設ではありません。日本国憲法の下で人権が保障されなければいけません。人と人の繋がりを、これでもかこれでもかと断ち切る処遇に対して抗議し、次の2点を申し入れます。
 1、星野文昭さんの3類への降格を撤回し、直ちに2類に戻して下さい。
 2、全受刑者へのかかる不当な処遇方針を止めて下さい。
  以上

 抗 議・要 請 文
 星野さんの3類への降格弾劾! 即刻の2類復帰を要請します!

 徳島刑務所御中
  2015年10月15日
                      沖縄万人(うまんちゅ)の力で星野さんを取り戻す会
                             連絡先 沖縄県うるま市赤道957-3 和田方
                             会長 真喜志康彦 098-974-9556
 私達は星野文昭さんを取り戻す為に沖縄で活動している団体です。今回の星野さんへの3類降格を弾劾し、2類への即刻復帰を要請します。
 許し難い報復弾圧
 今回の降格は9・6徳島刑務所デモに対する露骨な報復です。また、辺野古新基地建や戦争法案強行採決、解雇・民営化・外注化・非正規職化の新自由主義攻撃と一体の許し難い弾圧です。しかしこれは敵の強さではなく国家権力が労働煮民衆の陸続とした決起に如何に恐怖しているかの表れです。
 何から何まで規則ぐるみで24時間丸ごと監視される生活の中で、取るに足らない理由で降格や懲罰を与える刑務所。ここで41年間、命を維持し聞いの炎を赤々と燃ゃし続ける星野さんの事を思うと胸が熱くなり、一刻も早く暁子さんや私達のもとに取り戻そうとの思いが一層強まります。
 私達は本年5月、沖縄で星野さんの絵と暁子さんの詩で絵画展を開きました。多くの方々が会場に足を運び、丹念に絵と詩を眺め<沖縄闘争でデッチ上げ・獄中40年、不屈・非転向>という星野さんの生き方に「こんな不当な事が起こつているなんて知らなかった」「沖縄の為に人生かけて立ち上がってくれた」「勇気をもらった」「星野さんを取り戻すために自分は何ができるか」との声が満ち、絵画展というょり闘いと団結の場でした。星野さんの事を知った人からは深く熱い思いの込もった署名やカンパが続々と寄せられています。星野さんの存在と開いは沖縄の労働者民衆の希望であり心棒です。今回の弾圧はゼネストヘ向
かう沖縄闘争の破壊を意図した弾圧でもあり絶対に許せません。
 刑務所の付けた理由の理不尽さ
 刑務所の言う理由は一①工場で他の受刑者から話しかけられた時に看守の許可を得ないで返事をした、 ②配食の時に新間を片・づけていたら「新聞を読んだ」とみなされた、の2点だそうで、このような注意事項が半年間に2回あると降格の対象にされるそうです。
 降格により奪われる権利
 3類にされた事で面会が一ヶ月に五回から三回に、手紙の発信が一ヶ月に七回から五回に減らされました。暁子さんは予定していた四回目・五回目の面会ができないまま東京に帰ることになりました。
 更に、「2類集会(映画やテレビを見る会、菓子や飲み物が配られる)」等に出席できなくなります。41年間の獄中生活の中でのわずかな楽しみ、聞い取ってきた権利さえ奪う卑劣で姑息なやり方に怒りを禁じ得ません。2類への復帰は最短でも来年4月との事。それも刑務所所長の裁量次第。
 不当な情報抹殺
 更に、9・6徳島刑務所デモに関する記事や手紙が全て抹消されているとの事。新聞はその部分を切り取つた上、裏面のコピーを星野さんに渡しているそうで、小さな記事は墨塗りで抹消しています。全国から寄せられた手紙や葉書も、906デモについて触れたと思われる部分は全て墨塗りにされています。
 9・6徳島刑務所デモに関しては一切星野さんに伝えないという事です。ただ、面会で暁子さんが話すことまでは禁止できません。刑務所のつけた理由というのは、「まず降格ありき」で、その為にこじつけたものです。話しかけられたらすぐ返事をするのが人の世の常識です。配食時、周囲を片づけてから食べようという行為のどこが悪いのか! 刑務所包囲デモは正当な行動として許可され行われました。多くの警察官や刑務官が動員され上空にはヘリコプターまで飛び監視していましたが権力が危惧するようなことは起こらず、悪天候を吹き飛ばす明るく力強い包囲行動が貫徹されました。これらの報道を一切抹消するなどという行為が許されるのか!「人が人らしく生きられる世の中を目指して」―この星野さんの生き様こそ、戦争と革命の時代に生きる全世界の労働者民衆の思いです。
 運動の爆発的拡大こそ弾圧への回答です。今回の弾圧を一千万民衆のゼネスト決起・星野さん解放の引き金にします。ゼネストヘ向かう沖縄労働者民衆の名において今回の弾圧・降格を弾劾し、即刻の2類への復帰を要請します。

 請 願 書

徳島刑務所長  竹中晃平様
  2015年10月16日
                                 徳島市福島2-5-40
                                 徳島・星野文昭さんを救う会
                                   代表:元木美起子
私たちは、徳島刑務所において無実の罪で、無期懲役の刑を受けている星野文昭さんの再審を支援する者です。
このたびの徳島刑務所長による、星野さんへの不当な降格処分に対し、強く抗議します。
以下請願します。

 (1)星野文昭さんへの不当な3類降格を撤回し、
 直ちに2類に戻すこと。
 (2)全受刑者へのかかる不当な処置を、すべて中止すること。

  以上

 抗 議 文

徳島刑務所長  竹中晃平様
                             みやぎ星野文昭さんを救う会

 私たち「みやぎ星野文昭さんを救う会」は、徳島刑務所在監の星野文昭さんの再審無罪・釈放を求めて活動している団体です。徳島刑務所が決定した星野文昭さんに対する3類降格処分に抗議し、直ちに撤回するよう要請いたします。
 今回の徳島刑務所の星野文昭さんに対する降格処分は、100%不当です。刑務所長の権限を越えたでたらめな人権侵害、受刑者虐待であり、絶対に許せません。強く抗議します。処分の理由が①工場の中で他の受刑者に声をかけられた星野文昭さんが返事をしたこと、②配膳の際に新聞を片付けようとして触ったということの二つだということに私たちは非常に驚いています。どちらも言いがかりとしか言えない些末で日常的に起こる出来事であり、それが、家族面会や発信制限の回数、2類集会参加の取り消しなどの獄中処遇の大幅な劣悪化を強いられるなどということは、誰がどう考えてもありえない処分です。しかも半年間も昇格の機会もないのに、あまりにも不当であり不遜な決定です。 懲役という自 由のない毎日の中で、家族面会の1回1回、手紙の1通1通、娯楽の機会の一つ一つが人間らしさを維持するのにどんなに大切なことか、所長には判断つかないのでしょうか。刑務所は矯正を目的としてるのではないですか。刑務所に拘束され、懲役に従事させられ、真面目に一日一日をすごしているのに、さらに人間らしさを奪うような処遇の悪化は、「矯正」とは真逆の、権力の乱用です。
 まして、星野文昭さんは無実を訴え再審請求をし続けている無辜の人です。刑務所に41年間も拘束し続けていること自体があり得ないことなのに、上記のような言いがかりとしか言いようのない「理由」で2類から3類へ簡単に降格させるなど、断じて許せません。自分の身に同じことが起こったらどんな思いをするか、一度でも想像してください。
 私たちは、竹中所長が直ちに、星野文昭さんに対する3類降格処分を撤回し、2類に戻すよう要請します。そして、10月の家族面会を2回減らしたりしたことに対して謝罪することを求めます。
 私たちは、毎月行っている仙台の中心部での街頭宣伝や通信配布活動において、今回の不当な降格処分について大きく暴露・宣伝していきます。また、全国の仲間とともに星野文昭さんを1日も早く取り戻すべく闘います。徳島刑務所長の真摯な対応を強く求めます。
  2015年10月18日

徳島刑務所長 竹 中 晃 平 殿

私たちは,沖縄闘争で無期懲役を受けている星野文昭さん(徳島刑務所)の再審・無罪の実現を求めて千葉で支援しています。この度,第7回千葉・星野文昭さんを取り戻す会総会(10月18日開催)において,「星野文昭さんに対する処遇3類降格処分に抗議し,処分の取り消しを求める」ことを決議しましたので,次のとおり申し入れます。
 2015年10月18日
                      千葉・星野文昭さんをとり戻す会
                      千葉市中央区要町2-8 DC会館1F
                      連絡先 0439-29-3287

 星野文昭さんに対する処遇3類降格処分に抗議し,処分の取り消し求める申入書

 星野文昭さんとの妻の暁子さんの10月の面会において,星野さんが今月から3類に降格されたことが分かりました。理由は,工場で他の受刑者から話しかけられた時に看守の許可を得ないで返事をした,配食の時に新聞を片づけていたら「新聞を読んだ」とみなされた,の2点で降格の対象とされました。  貴職が受刑者の処遇の根拠としている「刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律」によれば,この法律の目的について,第一条で「人権を尊重しつつ,これらの者の状況に応じた適切な処遇を行う」と,また,受刑者の処遇の原則について,第三十条で「社会生活に適応する能力の育成を図ることを旨として行うものとする」と謳われています。
 隣にいる人が話しかけてきたら,返事をするのが,当たり前の人間生活ではないでしょうか。「工場で話しかけられた時に,許可なく返事をしてはいけない」という規則そのものが,あまりにも非人間的です。「配食の時は,何もしないで待っていろ」というのも,人間を扱うやり方でしょうか。何かをいじっても,誰かが迷惑する訳ではありません。明らかに,貴職の今回の降格処分は,上記の法律の目的,処遇の原則に反するものだと言わざるを得ません。
 さらに,9月6日の徳島刑務所デモに関する記事や手紙がすべて抹消されていることも分かりました。新聞は,その部分を切り取った上,裏面のコピーを星野さんに渡していて,小さな記事は墨塗りで抹消していると言う事ですが,全く不当な処分です。
したがって,この度の徳島刑務所長による,星野さんへの不当な降格処分に対し,強く抗議するとともに,下記のとおり要請します。

  記
(1)星野文昭さんへの不当な3類降格を撤回し,直ちに2類に戻すこと。
(2)全受刑者へのかかる不当な処置を,すべて中止すること。
 2015年10月18日
第7回千葉・星野文昭さんを取り戻す会 総会参加者一同
以上

 抗 議 文

徳島刑務所 御中
 2015年10月10日
                                三多摩・星野文昭さんを救う会
                        連絡先
                       東京都東久留米市浅間町2-29-3 神藤猛雄方
                       電話090-3957-4879

 私たちは東京の三多摩で沖縄闘争ででっち上げられている星野文昭さんの再審開始・即時釈放を求めて活動している団体です。
 星野文昭さんに対する降格処分に強く抗議します。
 今回の3類への降格処分は、絶対に認められません。常識で考えてもありえないことです。普通、隣りの人に話しかけられたら、それに対して答えるというのが、人間として当たり前のことではないですか?それが何故刑務所では、認められないのか。刑務所の中では世間の常識は通用しないのか、とても理解できない、今回の処分です。
 「配膳の間は、黙っていろ」というのも、受刑者を人間扱いしない態度です。日本の刑務所が矯正施設ではなく、出所者の再犯率が高い理由はここにあると考えます。
 ましてや星野文昭さんは最審を闘う政治犯です。いかなる理由であっても、獄中弾圧は許されません。
 徳島刑務所は、星野文昭さんへの降格処分を撤回してください。
 以上、申し入れます。

 抗 議 文

徳島刑務所 御中
 2015年10月13日
                                茨城・星野文昭さんを取り戻す会
                                          事務局 日下部 伸
                              茨城県 つくば市 桜 2-31-9-101

 星野暁子さんの面会を通して、星野文昭さんの処遇が2類から3類に降格されたことが明らかになりました。そして10月の4回目の面会も不許可にされたと聞きました。
茨城県内の水戸市、つくば市、牛久市などでこの間、無実の星野さんを取り戻そうと絵画展を実施してきた多くの支援者は全員、激しい怒りの思いを共有しています。
 降格の「理由」が、工場で話しかけられた時、許可なく返事をしたとのこと。このようなことが「民主主義」を名乗るこの日本で行われていることは信じがたいことです。隣の人から声をかけたら返事をするのは人間としての常識です。刑務所の中では、憲法も基本的人権も社会常識もないのですか!このような暴挙は直ちに止め、降格を撤回し、星野文昭さんを2類に戻して下さい。
 今回の 降格は、 2015 年9月6日の徳島刑務所に対して行われたデモへの報復弾圧であることは明白です。デモは憲法に保証された国民の権利です。この徳島刑務所の暴挙は、憲法と法律に従うべき国家機関が公然とそれを踏みにじるものであり違憲・脱法の国家犯罪です。毎週のつくば市駅前での星野・街頭宣伝で、この事実を弾劾していきます。 11 月の茨城大学前での星野絵画展においても星野さんに対する徳島刑務所の暴挙を伝えます。

以下の要請をします。

1.星野文昭さんの3類への降格を撤回し、直ちに2類に戻して下さい。
2.全受刑者への人権無視の不当な処置を止めて下さい。
                              以上

 申 入 書

 徳島刑務所長 竹中晃平 殿
                      広島 星野文昭さんを救う会
                      〒739-1203広島県安芸高田市向原町長田559
                           代表 増上昭典 (事務局)℡ 090-7500-6321

 私たちは,沖縄闘争で無期懲役を受けている星野文昭さん(徳島刑務所)の再審・無罪の実現を求めて広島で支援しています。星野文昭さんに対して、この度、貴職の責任においておこなわれた『処遇3類降格処分』について、断固抗議して処分の取り消しを求めます。以下のとおり申し入れます。
                                 2015年10月25日

星野文昭さんに対する処遇3類降格処分に抗議し、処分の取り消し求める申入書

星野文昭さんとの妻の暁子さんの10月の面会において、星野さんが今月から3類に降格されたことが分かりました。
理由は,工場で他の受刑者から話しかけられた時に看守の許可を得ないで返事をした、配食の時に新聞を片づけていたら「新聞を読んだ」とみなされた、という2点で降格とされました。
 貴職らが受刑者の処遇の根拠としている『刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律』によれば、この法律の目的は、第1条で「人権を尊重しつつ,これらの者の状況に応じた適切な処遇を行う」、また,受刑者の処遇の原則について、第30条で「社会生活に適応する能力の育成を図ることを旨として行うものとする」とされています。
隣にいる人が話しかけてきたら、返事をするのが,人間生活では当たり前ではないでしょうか(それこそ返事をしなければ諍いになることさえあります)。「工場で話しかけられた時に,許可なく返事をしてはいけない」という規則そのものが,あまりにも非人間的で、社会的常識からかけはなれています。「配食の時は,何もしないで待っていろ」というのも、人を人とも思わない扱いです。
これらの理由をみれば、明らかに今回の貴職の判断による降格処分は、上記の法律の目的、処遇の原則に反するものだと断じざるを得ません。
今、多くの職場でも働く仲間に「評価制度」が強制されています。経営者や管理職の恣意的な「評価」によって、「最低評価」が続けば、解雇や降格、減給するというやり方が横行しています。今回の星野さんへの処分攻撃は、これと全く同じものであり、労働者階級として、絶対に看過できるものではありません。絶対に撤回して下さい。
さらに,9月6日の徳島刑務所デモに関する記事や手紙がすべて抹消されていることも分かりました。新聞は,その部分を切り取った上、裏面のコピーを星野さんに渡していて、小さな記事は墨塗りで抹消していると言うことですが,全く不当な処分です。直ちにやめるよう求めます。
以上、この度の徳島刑務所長による、星野文昭さんへの不当な降格処分に対し、心底から怒りで強く抗議するとともに,下記のとおり要請します。


(1)星野文昭さんへの不当な3類降格を撤回し、直ちに2類に戻すこと。
(2)全受刑者へのかかる不当な処置を、すべて中止すること。
以上

 抗 議 文

 徳島刑務所長 竹中晃平様
                          2015年10月9日
                             「大阪・星野文昭さんを取り戻す会」
                        連絡先:守口市外島町6番東1番街207号、南谷方
                                     TEL: 090-3861-9412

 私達は貴刑務所に収容されている無実の星野文昭さんの再審を実現し、一日も早い解放を勝ち取るために日夜活動しているものです。
今月、星野文昭さんの処遇が2類から3類に降格され、妻の暁子さんが5日から5日間の予定で徳島に来ていたにもかかわらず、直前にしか知らせず面会させなかったのは言語道断です。
 降格の理由は工場で作業中に「他の受刑者から話しかけられ許可無く返事をした」とか、配食の時に新聞を片付けたら、「読んだ」と見なされたと言うではないですか。
 こんな事が徳島刑務所では未だ行われているのですか。作業中に話しかけられて応えるのは人間として当然ではないですか。作業自体進まないではないですか。理由にもならない理由で「処分」して大切な家族との面会の回数や通信の発信を減らしダメージを与えることだけを目的にしているとしか言いようがありません。明らかに再審闘争への妨害です。
 断固として抗議します。
 直ちに謝罪し、降格を撤回し、2類に戻しなさい。
 この降格は9月6日に全国から数百名の労働者人民が「無実の星野さんを即時解放しろ!」「受刑者は人間だ、人間として対応しろ!」と当然のことを叫んで集会・デモを行った事、戦争法案絶対反対に対する人民の決起と結合することに恐怖した法務省・国家権力の報復的な処分です。 
 
 劣悪な徳島刑務所の環境は熱中症で多数の倒れた人を出し、東北や北海道以上に冬は厳寒にもかかわらず暖房も入れずカイロの購入も認めず、湯たんぽの使用も認めない、こんな人権侵害がいつまでも許されるわけがありません。直ちに暖房を入れ無条件でカイロ購入、湯たんぽ使用を認めなさい。
 さらに星野文昭さんは無実を一貫して訴えて再審を求めています。
 友人面会を認めないのは再審闘争への妨害そのものです。
 直ちに止め自由な友人面会を認めることを強く要請します。
                             以上

 抗 議 文

 闘う労働組合の団結の力で、無実の星野文昭さんを取り戻す決議

 9月6日、獄中41年を迎えてたたかう、星野文昭さんへの、徳島刑務所の集団面会をかちとろう!星野さんを70歳までに、私たちの仲間の隊列に取り戻そう!と、徳島刑務所包囲闘争が、全国の仲間の結集で爆発しました。私たち労組からも、広島のたたかう仲間の「希望バス」でともに駆けつけ、刑務所内の星野さんに届けと、元気よくデモ行進を行いました。
 星野文昭さんは 1971 年 11 月 14 日、沖縄が「戦争の島」とされ続け、米軍基地強化が行われていることに、自分の人生のすべてをかけて抗議・弾劾し、渋谷の街で労働者民衆の先頭に起って闘いました。国家権力は社会を変える闘いの発展を恐れ、星野文昭さんを機動隊 1 名死亡の「殺人犯」にでっち上げ、無期懲役の弾圧を加え続けています。星野さんにかけられている無期懲役の攻撃は、現在、沖縄、福島と全ての労働者にかけられている安倍政権の攻撃そのものです。
 何よりも、国会前で先頭で闘い、でっち上げ逮捕されている、全学連の4人の学生の完全黙秘・非転向のたたかいの根っこに、星野さんとの団結の力が宿っています。国会前の戦争法案との実力のたたかいや、沖縄辺野古新基地建設絶対反対でたたかう沖縄の労働者人民、職場で日々たたかう労働者のたたかいの中に、星野さんの41 年の非転向のたたかい、文昭さんと一体の星野暁子さんの 30 年にわたる非妥協・不屈のたたかい ―生き方が、息づいており、国家権力を追い詰めています。労働者民衆の安倍政権に対する怒りの決起が星野闘争に結びつき、星野文昭さんを取り戻す時を迎えています。
 「獄壁が薄くなっている」誰もがそう感じています。だからこそ、あと一歩の強力なたたかいを爆発させていきましょう。
 9・6徳島刑務所包囲闘争の爆発に、怖れを感じた徳島刑務所は、全くのでっち上げの理由をつけて、2級から3級へ処遇を降格する弾圧をかけてきています。絶対に許すことはできません。徳島刑務所に抗議の声を集中しましょう。獄中の星野文昭さんとますます団結を固め、今こそ、労働者階級の手に取り戻そう!
 以上、決議します。
      2015年10月18日
                        高陽第一診療所労働組合

 抗 議 文

 星野文昭さんへの処遇降格処分に抗議する

徳島刑務所長
                              10・10兵庫労働者集会実行委員会
                                連絡先/西宮市中浜3-2
                                電話/0798-22-1682
 私達は無実の星野文昭さん解放のためにこの間絵画展や集会を行い、徳島刑務所包囲デモにも参加してきました。
 今月から星野文昭さんの処遇が2類から3類に降格され、また友人知人などからの9・6刑務所デモに関する資料や手紙や葉書が墨塗りや抹消されていることを知り怒りで一杯です。絶対に許せません。
 理由は「他の受刑者が話しかけて来て返事した」「食事の時に新聞を片付けたら読んだと見なされた」というもので受刑者には一切、人権も自由も無いと言うことですか。こんな事が許されていいのですか。
 貴刑務所は「家族や知人との面会の不許可、知人宛ての信書発受を禁止したこと」に対する「人権救済申し立て」に対して徳島弁護士会から度々「警告書」や「勧告書」が出されマスコミでも報道されたにもかかわらず完全に無視してきました。
 今回の様な処分は再審請求を開始した直後や2012年の初めての刑務所デモが行われた直後などに常に行われている。星野文昭さんが一貫して戦争に反対し労働者解放を求めて無実を訴え国家権力・法務省を弾劾し、再審開始・即時釈放を求めていることが許されないのです。星野さんと私達の団結を破壊し闘いを止めさせ、屈服と転向を迫る極めて政治的な弾圧・処分としか言いようがありません。
 私達、10・10兵庫労働者集会参加者は星野文昭さんに対する、不当な処分に満腔の怒りを込めて弾劾すると共に、直ちに謝罪し元の2類に戻すこと、通信の抹消や面会制限を直ちに止めること、全受刑者への不当な処遇を直ちに止めることを強く要求する。                              以上

 星野文昭さんに対する降格に抗議し、処分の取り消し求めます

徳島刑務所長
   2015年10月16日
                        北海道星野文昭さんを救う会
                        札幌市中央区南13西6丁目3-15 星野治男 方

 私たちは、無実の星野文昭さんの再審実現と無罪釈放をめざし、出身地である札幌に取り戻すために活動しております。
 貴刑務所で役務に服している星野文昭さんに対する、不当な処遇に強く抗議します。
星野文昭さんを2類から3類に降格した理由とされるものは、全く不当な言いがかりとしか言いようがありません。無心に作業している時に声をかけられ、とっさに反応してしまったから? 食事前に新聞を片付けたから? こんな理由で処遇を切り下げるのですか。
 貴刑務所は、受刑者の健康管理に責任を持っているのではないですか? しかし夏の暑さ対策についての申し入れに対しても、冬の寒さ対策についての申し入れに対しても、これをまともに取り扱ってきていません。
相次ぐ申し入れに対して一切耳を傾けることなく、受刑者のあらさがしに血道をあげ、今回のような理不尽な処分を行うことは許せません。
 受刑者の健康と生命を軽んじ、些細な口実を探しては処遇を格下げしているのが徳島刑務所所の現状です。このようなあり方は、自らを貶めるものであり、猛省を求めるものです。
このような理由から、直ちに今回の降格処分を取り消す事を強く申し入れます。
       以上

 申 入 書

徳島刑務所長 竹中晃平 殿
                        広島連帯ユニオン
                        〒731-0101広島市安佐南区八木4-2-5-2階中
                            ℡ 082-873-1446

 私たちは,沖縄闘争で無期懲役を受けている星野文昭さん(徳島刑務所)の再審・無罪の実現を求めて広島で、星野文昭さんと共に闘っている労働組合です。
 星野文昭さんに対して、この度、『処遇3類降格処分』が、貴職の責任においておこなわれたことについて、断固抗議します。即時処分の取り消しを要求し、以下のとおり申し入れます。
                                 2015年10月29日

星野文昭さんに対する『処遇3類降格処分』に抗議し、処分の取り消し求める

徳島刑務所に在監する星野文昭さんが、今月から3類に降格されたことが分かりました。
理由は、①工場で他の受刑者から話しかけられた時に看守の許可を得ないで返事をした。②配食の時に新聞を片づけていたら「新聞を読んだ」とみなされた。この2点で降格とされました。
 法務省が受刑者の処遇の根拠としている『刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律』によれば、この法律の、第1条で「人権を尊重しつつ、これらの者の状況に応じた適切な処遇を行う」、また受刑者の処遇の原則については、第30条で「社会生活に適応する能力の育成を図ることを旨として行うものとする」と明記されています。
 これらをみれば、明らかに今回の降格処分は、上記の法律の目的、処遇の原則に反するものだと断じざるを得ません。また、9月6日の徳島刑務所への星野文昭さんの即時釈放を求めるデモ行進に対する「報復処分」の意味を持つものと推察されます。
 私たちは合同・一般労働組合として多くの労働者の労働相談に応じ、経営者との争議を闘っています。その多くの職場でも働く仲間に「評価制度」が強制されています。この制度は「労務管理」のために、労働者を分断して団結させない、労働組合を結成させない、加入させないもおであり『労働組合つぶし』そのものです。その内容は、経営者や管理職の恣意的な「評価」によって、「最低評価」が続けば降格、減給、解雇まで行うという卑劣なものです。今回の星野さんへの処分攻撃は、これと全く同じものです。さらに「受刑者」どうしを分断し、団結を奪う手段として外部との交通・交流を制限する「制裁」を利用するものです。星野さんと同じ労働者階級として、絶対に看過できるものではなく、即時撤回を要求します。
 さらに,9月6日の徳島刑務所デモに関する記事や手紙がすべて抹消されていることも分かりました。新聞は,その部分を切り取った上、裏面のコピーを星野さんに渡していて、小さな記事は墨塗りで抹消しているということですが,全く不当な処分であり、「戦時統制」と同じ質を持つものです。戦時下の民衆弾圧の手法である情報統制は絶対に認められません。
 以上、この度の徳島刑務所長による、星野文昭さんへの不当な降格処分に対し、強く抗議するとともに,下記のとおり要請します。なお、9月27日の当組合の第28回 定期大会での「無実の星野文昭さんを取り戻す決議」を同封します。


(1)星野文昭さんへの不当な3類降格を撤回せよ。星野文昭さんの自由な交通権を認めよ。
(2)全受刑者へのかかる不当な処置を、すべて中止すること。
以上

 申 入 書

徳島刑務所所長 竹中晃平 殿
     2015年10月25日
                       星野文昭さんを取り戻す会・京滋
                           京都市南区東九条南松ノ木町1番1号
                              松ノ木団地2棟409号 宮川方

 私たちは無実の星野文昭さんを支援するために活動しています。
 星野文昭さんがこの10月に処遇が2類から3類に降格されたと聞いて驚き、また怒りを禁じえません。話によると、その理由とは①工場で他の受刑者から話しかけられた時に看守の許可を得ないで返事をした、②配食の時に新聞を片づ けていたら「新聞を読んだ」とみなされた、の2点だというではありませんか。一体このようなことで降格するなどということが許されていいのでしょうか。
  「他の受刑者から話しかけられて返事をした」!? このような態度をとるのは人間として当たり前のことであり、それがなぜ降格の理由となるのでしょうか。刑務所は被収容者を社会生活に返す気はないのでしょうか。いったいいつの時代にこのような些細なことで不利益を被るようなことがあったでしょうか。そんなことは江戸時代にもありませんでした。
 確かに私語を禁止することが遵守事項として決まっているかもしれません。しかしそれは私語によって刑務所業務が阻害される場合であって、決して拡大解釈することは許されません。規律や遵守事項の目的は「被収容者の収容を確保し,刑事施設内における安全で平穏な生活と適切な処遇環境を維持するため」であって、この目的から逸脱した不利益行為は職権乱用だと言わなければなりません。事実、「刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律」は、その第七十三条2項で「前項の目的(刑事施設の規律及び秩序の適正な維持)を達成するため執る措置は、被収容者の収容を確保し、並びにその処遇のための適切な環境及びその安全かつ平穏な共同生活を維持するため必要な限度を超えてはならない。」と規定しています。当然です。
 星野さんは青天白日無実です。しかも、41年間も獄に閉じ込めている。こんな理不尽に怒らない人などこの世には一人もいない。私たちは本年9月6日、星野文昭さんを励まし友情を深めるために徳島刑務所に赴きました。当日は地元の入田町の方も大勢参加してくれました。もしこのことをもって星野さんに不利益が科せられたとすれば、本末転倒も甚だしいと言わなければなりません。
 私たちは強く要求します。徳島刑務所所長殿は直ちに星野文昭さんに対する処遇の降格を取り消し、元の2類に戻してください。
                                                   以上

 抗議及び申入れ書

徳島刑務所所長竹中晃平殿
  2015年10月29日
                          自立労働組合京都(ユニオン自立)
                          京都市南区東九条東御霊町1-39

 私たちは無実の星野文昭さんを取り戻すためにたたかっている労働組合です。
 徳島刑務所は星野文昭さんに対して処遇を2類から3類に降格しました。断じて許すことはできません。星野文昭さんは沖縄の米軍基地の撤去のためにたたかい、戦争に反対してたたかい、その報復としてデッチあげの無期懲役刑を受けました。そして今徳島刑務所に閉じ込められています。星野さんは逮捕されてから獄中なんと41年間にも及びます。そして安倍政権は今も戦争反対のたたかいへの報復として星野さんへのデッチあげを維持し続けています。徳島刑務所はこのような星野文昭さんに対してまたしても不当な処分を下しました。私たちは満腔の怒りで抗議します。絶対に許せない。
 私たちは9月6日、この星野さんと友誼を通じ団結をうち固めるために徳島刑務所に参りました。時あたかも、国会周辺では連日十万人を超える人々が戦争法案の撤回を求めてたたかっていました。8月30日には、全国で百万人を超える人々が抗議の声をあげています。「戦争反対でたたかってデッチあげ弾圧を受けた星野文昭さんを取り戻そう」の声はいよいよ大きなうねりを開始しました。9月6日の徳島刑務所デモはその始まりです。
 安倍政権は戦争法を強行採決する一方で9月11日、全員非正規職化の攻撃ともいうべき改悪労働者派遣法を成立させました。そして星野文昭さんの再審を拒否しつづけています。人民の怒りは今や地に満ち満ちています。私たちは労働者階級としての団結をもって安倍政権の戦争政策を必ず阻止し、星野文昭さんを必ず奪還します。
 いよいよその時がまいりました。
 徳島刑務所による星野さんに対する処遇降格を許すな。無実の星野文昭さんを取り戻そう。再審無罪を必ず勝ち取ろう。労働者階級の力で朝鮮侵略の戦争を阻止しよう。安倍よ、震撼するがよい。圧倒的多数の声を踏みにじって戦争法を強行採決したことを後悔するがよい。沖縄県民の意思を踏みにじって辺野古新基地建設を推し進めようとする政府に対する人民の反乱は不可避だ。今日なん百万、なん千万という人々が動き出した。星野文昭さんに対する不利益処遇は火に油を注ぐだけだ。
 徳島刑務所所長は直ちに星野文昭さんに対する処遇の降格を取り消せ。元の2類に戻せ。
 以上、強く抗議し、要求する。

 抗議・および申し入れ文

徳島刑務所長 竹中晃平殿

 私たち、埼玉・星野ネットワークは、貴所に収監されている星野文昭さんの無実を確信し、再審を求めている埼玉の市民運動グループです。
 この度、星野さんが、①工場で、他の受刑者から話かけられたときに、看守の許可を得ないで返事をした、②配食の時に、新聞を片付けていたら「新聞を読んだ」とみなされた、という理由で、降格処分を受けたと聞き、驚いています。
 隣の人に話しかけられて返事をするのは、人間として当たり前のことです。配食時に新聞を片付ける際、紙面が目に入ったとしても、配食作業には何の支障があるのでしょうか?
 1996年、星野さんは居房でゴキブリを踏んだ足を許可なく洗ったとして、20日間の懲罰を受けました。この事件は、アムネスティ・インターナショナルが、日本の刑務所処遇の劣悪さを示す例として、世界に報告されました。「ゴキブリ事件」の次は、「声をかけられ返事事件」ですか?
 私たちは、最近全国の刑務所で、 受刑者への人権侵害が増加していることを危惧しています。

 星野さんの処遇を、直ちに元に戻すこと
 全受刑者の不当な処遇を直ちに止めること

 以上、申し入れます。
        2015年10月30日
                 埼玉・星野ネットワーク
                         代表:松永 優   事務局:皆川 学

 抗 議 文

徳島刑務所長殿
 2015年10月17日
                            婦人民主クラブ全国協議会
                                   代表・三浦正子
                            神奈川県相模原市中央区矢部2-2-4

 星野文昭さんの獄中処遇がこのたび「2類」から「3類」に降格されたということを知り、私たち婦人民主クラブ全国協議会は驚き、怒りを抑えることが出来ません。徳島刑務所の非人間的処遇に抗議すると共に、以下の申し入れを行います。
 まず降格処分の理由が、①懲役の工場労働の際に他の受刑者から声をかけられた事に対し、看守の許可なく返事をしたこと、②配食の時に新聞を片付けていたら「新聞を読んだ」とみなされたことが「注意」処分にあたり、この種の「注意」が半年に2度あると降格処遇になるということについてです。
 さらに、降格処遇にされたことによって、面会回数が5回から3回へ、手紙の発信が7回から5回に減らされ、2類であれば出来る映画やテレビを鑑賞することも出来なくなるということについてです。
 処分理由・その結果の降格処遇いずれもとんでもない刑務所による恣意的な判断での不利益の強制であり絶対に認められません。
 これらは、9月6日に行われた徳島刑務所包囲デモ・720人の集団面会行動に対する報復弾圧以外の何ものでもありません。それは、9.6刑務所包囲行動を報道する新聞を墨塗りし、さらに星野さんへの全国から寄せられた親書に書かれた9.6関係の部分を全部墨塗りで抹消していることに表れています。
 そもそも無実の星野さんを獄中に40年も閉じ込めていること自体が不当きわまりないことです。この弾圧に負けず闘い続ける不屈の星野文昭さんが獄壁を越えて全世界の労働者人民に人間らしく生きられる世の中をつくり出そうと訴えることに対して、私たちは分断をこえて近づきたい。なんとしても星野さんを取り戻す、不当な弾圧を絶対打ち破る決意をこめて今回の刑務所包囲行動にたちました。こうした当然の行動に報復弾圧をしかけてくることを断じて許すことが出来ません。星野文昭さんが星野文昭さんそのものであることを許さないような弾圧を弾劾します。刑務所は何をやってもよいということはありません。断固抗議し、以下2点申し入れます。
 1.星野文昭さんへの降格処遇をただちに撤回せよ。
 2.全受刑者への同様の不当な処遇を改めよ。受刑者に人間としてあたること。
 以上

 要 請 書

徳島刑務所長 竹中晃平 殿  
  2015年10月16日
                           東京・なんぶ星野文昭さんを救う会
                               代表 宮里 勝博
                            東京都品川区大井1-34-5河野ビル
                               3F なんぶユニオン気付
                               電話・FAX 03-3778-0717
要 請 書

 私たちは、徳島刑務所において無実の罪で、無期懲役の刑を受けている星野文昭さんの再審を支援している者です。
このたびの竹中晃平徳島刑務所長による、星野文昭さんへの不当な降格処分に対して、厳重に抗議します。下記のとおり要請します。

  記

 1, 星野文昭さんへの不当な3類降格を撤回し、直ちに2類に戻すこと。
 2, 全受刑者へのかかる不当な処置を、すべて中止すること。
 以上

 申 入 書

徳島刑務所長  竹中晃平 殿

             2015年10月25日
                            杉 並 救 援 会
                            事務局 長谷川英憲(元東京都議会議員)
                                  山田義種、山崎信弥
                            連絡先 東京都杉並区上高井戸1−32−40
                                  電 話 03−3329−8813

 現在、貴刑務所に在監中の星野文昭さんに面会に行った妻の暁子さんが「この10月になって、今まで月5回の面会数が3回に減らされ、残り2回分は面会できないまま東京に帰ってこざるを得なかった・・・」と話されたのを聞いて大変驚くとともに、怒りにたえません。
 伝えられるところによれば、�星野文昭さんが工場で他の受刑者から話かけられた時に、看守の許可を得ないで返事をしたこと。�配食の時に新聞を片付けていたら『新聞を読んだ』と見なされたこと。この2点が「優遇区分を1段階降格された理由」だということではありませんか。とんでもないことです。怒りが湧いてきてなりません。「いつも作業・生活を共にしている人が話しかけてくれば、必要最小限の返事や挨拶をする」とか、「配食の前に自分の房の新聞をきちんと整理して食事に臨む」などの行為は、所内の人間関係をなごやかにし、衛生面からも推奨されてしかるべきまっとうな行為ではありませんか?百歩ゆずって、それが少々度をこえていたとしても、それは言葉で注意・指導すればよいことであって、在監者の「面会回数」「手紙の発信回数」というもっとも基本的な人権を奪うことなど断じて許せません。ただちに星野文昭さんをもとの2類にもどして下さい。
 星野文昭さんは今、自らの無実=無罪をはらすべく来るべき再審実現にむけて、自分の人生のすべてをかけて懸命に頑張っている人であることは、刑務所の諸任務についている所長をはじめすべての係官の方々も十分知っておられることのはずです。これまでも「差し入れられる文書・資料」の多くが墨塗りや禁止・制限を受けてきておりましたが、今回のような「面会回数の削減」や「手紙発信回数の削減」は、公正な裁判を受けるというもっとも基本的な人権を奪う許し難い弾圧です。
 私たち杉並救援会は星野文昭さんのまっすぐで必死の訴えに心を寄せ、一日も早い再審の開始と無実奪還を願って、杉並の地で多くの労働者・市民・人権諸団体に呼びかけて支援の輪を広げてきています。
 星野文昭さんが獄中で描いた絵に、妻の暁子さんが添えた詩を見てもらう『絵画展』が今年だけでも本年10月末で、全国50カ所をこえる都道府県で開かれ、総計1万人をこえる人々が参加し、星野文昭さん解放にむけた大きな国民運動になっています。暁子さんが住む杉並でも、本年8月27日から『絵画展』を開き5日間で延べ409名の参加がありました。そして、署名64筆、初めてという人の感想・アンケートが71名にのぼりました。感動・共感の輪はどんどん拡がっています。来年にむけては全国47都道府県すべてに星野救援会立ち上げる準備が進んでいます。
 そうした全国に拡がる共感が720名もの人たちによる9月6日の徳島刑務所にむけた激励のデモとなったのでした。星野文昭さんは刑務所の作業にあっても他の収容者の人々の信頼も厚く、誠実に信念を通し、仲間の人々からも慕われていると聞いています。
 「9月6日に720名もの支援の人たちが獄壁の外から激励の声を届けた」と言うことに対して徳島刑務所長である貴方が、報復的に星野文昭さんに「仕返しの権利剥奪=優遇区分の一段階降格」処分を行ったとしか思えません。多くの人々が率直に言ってそのように感じています。強力な権力行使のできる貴方が、そんな卑怯で汚い「人質」攻撃をやりはじめたということであるとすれば、断じて許せない蛮行です。
 一刻も早く、星野文昭さんへの降格処分を取り消し、在監者の基本的人権尊重のために尽力されるよう強く強く要求いたします。その立場から、以下の2点を強く申し入れます。

 1.星野文昭さんの優遇区分をただちに2類に戻すこと。
 2.星野文昭さんに対する非人間的な措置をただちにやめること。
 この申し入れに対する回答を、2015年11月15日までに着くように、文書で送ってください。

 なお、上記2点にくわえて、厳寒の房内対策として、全収容者に対し「湯タンポ」または「使い捨てカイロ」の使用を認めるよう強く要請します。

 また、この手紙に「返信用封筒1通(92円切手を貼ったもの)を同封いたしました。返信にお使い下さい。      
以上

 要 請 書

徳島刑務所長   竹中晃平 殿 
  2015年11月4日

                                     いわて星野さんを救う会
                                          代表 深澤秀男
                            岩手県滝沢市鵜飼向新田7-360  岡田方

要 請 書

 私たちは、徳島刑務所において無実の罪で、無期懲役の刑を受けている星野文昭さんの再審を支援している者です。
 このたびの竹中晃平徳島刑務所長による、星野文昭さんへの不当な降格処分に対して、厳重に抗議します。下記のとおり要請します。

 記
 星野文昭さんへの不当な3類降格を撤回し、直ちに2類に戻すこと。
 全受刑者へのかかる不当な処置を、すべて中止すること。
 厳寒の房内対策として、全収容者に対し「湯タンポ」または「使い捨てカイロ」の使用を認めるよう強く要請します。
 以上